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執筆者の写真Jun Nagai

応急処置って難しい

更新日:2020年7月20日

先日の剱岳登山ガイドの下山途中、肩脱臼している若目?(俺よりずっと若い)の単独登山者に追いついた。


前剣のどこか?で岩に足滑らせ、滑落して転がった時に肩脱臼しちゃったらしい。


雨が降ったり晴れたりを繰り返す、天気の変化が激しい1日。

濡れた岩場って滑りやすいし、なかなか難しいコンディションだよね。

脱臼した彼を楽にさせ、とりあえず三角巾で楽な姿勢になれる様に脱臼した腕を吊ってあげ、彼の荷物を持ち、彼のテントのある剱沢キャンプ場へと付き添った。


脱臼。痛いんだろうな。


2〜3年前山でテント泊で研修中、崖で左足を滑落骨折した時、自分で応急処置して固定し、先輩に付き添われて下山した時を思い出した。


痛かったなぁ。


一昨年、雪山テント内で、ジェットボイルの熱湯ひっくり返して、足に大火傷を負い、ロキソニン飲んで登山を続行した。


こっちの方がめっちゃ痛かったなぁ。



キャンプ場の管理人である知人のサッシーさんに彼を引き渡し、自分はお客様の待つ剱沢小屋へ戻った。



翌日聞いた話だと、実は三角巾で腕を吊った状態より、ブランと腕をぶら下げた方が痛みが楽だったらしい。


早く言えって。


彼は県警ヘリコプター「ツルギ」で下山したらしい。


コロナ禍で、救助隊も色々と支度が大変と聞いたが、彼もヘリでピックアップしてもらえて良かったね。

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