夏の登山道は無く、雪のある時期にしか登れないと言われる景鶴山を滑る、上級者向けバックカントリー。
景鶴山は尾瀬ヶ原、竜宮小屋の北に位置し、日本300名山の一座であり、群馬百名山の一座でもある。
無積雪期は登山道が無くヤブが激しいので、這いずって登ったという。その這いずるが訛ってヘイズルとなり、今の景鶴山になったらしい。
滑走は難しくはない。が、結構遠い。
山の鼻と尾瀬ヶ原経由で景鶴山へ。
朝は低温でザラメが再凍結してくれていたおかげで到着が想定より凄く早く、昨年下見で来ただけあって、ルーファイも上手くハマった。
大して頑張ってないのに鳩待峠からヨッピ吊り橋まで100分。
景鶴山山頂まで5時間弱で山頂に着いた。
スキーの機動力素晴らしい。
帰りはあやめ平を経由する。
日帰りアタックの為、軽量化が必須。
スキー、ビンディング 、ブーツ、バックパック、シャベル、プローブ、ヘルメットと、厳冬期に比べてかなりの軽量化だ。
軽量化には費用がかかる上に若干のスキーの楽しさも犠牲になる。
体力は無限じゃなく限界がある。
ロングルートの成功にはトレードオフだなぁと強く思う。
だけど、お客様はあんまり軽量化していないので、自分だけ楽に登っているっぽいのはちょっとだけ申し訳無く感じる。